私は20年以上にわたり全国市議会議長会で議会運営や法制執務を主とした執務を行ってまいり、地方議会にかかる地方自治法の改正やそれに伴う会議規則や委員会条例の改正、政務活動費の条例等の制定等の実務に多く携わってきました。
その一方で、慶應義塾大学大学院法学研究科博士前期課程で、計量分析による議員定数、議員報酬に対する分析を主たる研究とし、東北大学大学院法学研究科博士後期課程では、イギリスと日本における行政法について比較法学に基づき、基礎的自治体における議会制度・運営の比較研究をしております。
なお、現在は株式会社廣瀬行政研究所において代表取締役を務める傍ら、明治大学公共政策大学院等の講師を務めており、地方議会議員への数多くの研修やコンサルティング、地方議会への興味を有する院生等の教育にかかわっております。
また、Q&A議会運営ハンドブックや政務調査費ハンドブック等の地方議会に関する様々な書籍を執筆し、議員NAVIにおいて現在、「議会運営のQ&A」や「判例から読み解く政務活動費の実務」を連載しており、地方議会に関する様々な解釈や情報を発信しています。さらに、「わたしたちのくらしと地方議会」という書籍を監修し、主権者教育にも力を注いでおります。